足底多汗症日帰り注射
(腰部交感神経節ブロック)

腰部交感神経節ブロック
(足底多汗症)

腰部交感神経節ブロック

足蹠多汗症(足底多汗症)に対する治療方法の1つです。膝窩(膝裏)にも有効です。
日帰り手術ですが、アルコールブロックという方法を使用するため、術後に2時間ほど安静にして頂く時間が必要です。
レントゲン透視下で腰椎の交感神経節に専用の注射針を刺し、高周波による電気凝固に続いてアルコールブロックを実施して、交感神経を変性させます。全身麻酔は必要なく、片側ずつ施術します。
健康保険が適用され、3割負担で約7,500円です。効果は約2年持続します。

腰部交感神経節ブロック(足底多汗症)

腰部交感神経節ブロック(足底多汗症)

腰部交感神経節ブロックの
メリット・特徴

  • 局所麻酔で約30分
  • 日帰り手術
  • 効果は約2年持続

起こりうる合併症

射精量減少

男性では、射精時に収縮する括約筋が施術によって一時的に障害され、射精量が少なくなる場合があります。
勃起には異常が生じないため、性交渉には支障がありません。
多くの場合、数週間で改善します。子どもを望まれている方は、治療時期を考慮するほうが望ましいでしょう。

陰部大腿神経炎

腰部交感神経節は位置的に陰部大腿神経と近接しているため、腰・鼠径部・大腿部の知覚低下や痛みが数週間ほど持続する場合があります。
最もみられる合併症で、陰部大腿神経炎防止のために長めの安静時間を設定しています。
帰宅後も施行当日はスケジュールを入れずに自宅安静としてください。

尿管損傷

ごく稀ではありますが、注射針の刺入時に尿管に傷ができると、血尿が出る場合があります。

腰部交感神経節ブロックの
費用

適応部位 治療頻度
効果時間
費用 副作用・問題点
足・膝裏 約2年 約7,500円
(片側・日帰り)
陰部大腿神経炎・射精量減少

※通常の保険診療になります。初診料・再診料がかかります。
※遠方の方や、お仕事などで時間が限られる方は、自費診療にて来院回数を減らすことも可能です。ご相談ください。